こちらは一例です。事例は「お知らせ」の中にも随時、掲載しています。
統合失調症
状況、課題、対応など | 初診日は他県の胃腸科、10年以上前。 引きこもりにて通院歴に長期の空白あり。 医療機関廃院など情報収集状況に困難が重なった。空白期間も症状が継続していたことを証明する事で、二十歳前での初診日が認められた。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
精神遅滞 A
状況、課題、対応など | 家族の請求にて2級の障害年金受給が決定したが、実態は1級相当との ご相談。客観的資料を集め、再審査請求にて処分変更が認められた。 |
請求の種類 | 再審査請求(処分変更) |
結果 | 障害基礎年金1級 |
精神遅滞 B
状況、課題、対応など | 一般企業において、特殊な一般就労を長年継続。 幼少期より、家族に保護され遅滞を露呈させる事無く生活してきた。交通事故をきっかけに遅滞が露呈、解雇となったが、日常生活での不便さが他者に伝わりづらかった。ご自宅訪問を経て実態把握をし、受給に結びつけた。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
パーキンソン病
状況、課題、対応など | 就労から休職、離職と経て行く経過の中での ご相談。障害特性、症状の進行具合、日常生活能力の衰えの程度などを確認し、タイミングを見て請求した。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害厚生年金1級 |
頚椎症性神経根症
状況、課題、対応など | 疼痛の原因に着目、痛みの程度を補填する医証を添付。 老齢厚生年金・共済年金、労災、雇用保険などの周辺制度との併給を考慮。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害者特例選択 |
慢性腎不全、人工透析
状況、課題、対応など | 健康診断の指摘(直接因果関係のない所見)にて通院を開始していた。 弊所では、過去の健康診断結果 数年分を勤務先より出して頂き、全ての検査結果に目を通し、主治医にカルテを確認して頂いた。 「通院の初日=障害年金の初診日」とはならない場合もあり、制度を説明し、正確な検査結果を元に受証作成して頂いた。根拠(検査結果、数値)もしっかり記載して頂き、健診結果とも整合性が取れ、スムーズに決定に結びついた。 |
請求の種類 | 事後重症 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
頭部外傷に伴う失語症
状況、課題、対応など | 自転車で走行中転倒。くも膜下出血と硬膜下血腫を認め外科的治療を行った。翌日より徐々に失語、意識レベル低下が生じた。軽度の右麻痺残存で退院し、肢体・言語リハビリを継続しつつ復職したが、失語症残存。業務転換を余儀なくされたが、以後、定年まで就労した。 ご家族と勤務先の連携、ご理解により企業様から直接、就労状況についてのお話を伺う事ができた。挨拶程度は可能だが、会話は相手が推察するなどの行為によりかろうじて成り立つ程度で、読み書きにも困難さがあるため、主治医への伝達文書を作成した。 言語での最上位等級は2級(全く会話が成立しない状態でも)までとなっている。 |
請求の種類 | 障害認定日 |
結果 | 障害厚生年金3級 |
自閉症スペクトラム
状況、課題、対応など | 摂食障害、神経性拒食症、低血圧症、うつ病、重度筋無力症、ナルコレプシーなど、受診先が変わる度、様々な診断名がついた。実際に症状も、拒食過食を繰り返したり、手の震え、生理不順、疲労倦怠感、めまい、幻聴、幻覚、動悸、体に力が入らず立ち上がれなくなる、強烈な感覚過敏、こだわりなど、数か月という短期間に様々生じた。 自分自身やご家族では、頻発する症状で何がきっかけなのか、いつを初診日と考えるのか混乱あり、体のしんどさありで、冷静に状況整理する事が困難だった。弊所にて、存在した事実や経過を整理し、全て主治医に伝えたところ、同診断名が付き受給に結びついた。 |
請求の種類 | 審査請求 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
脳出血(被膜出血)
状況、課題、対応など | くも膜下出血、脳梗塞、交通事故に伴う脳出血を、1年毎に発症した。脳血管疾患については、原則として、それぞれを1つの障害とするため、弊所では絶対的な初診日を見つけるため、それぞれの因果関係の調査に相当時間を要した。医療機関はもとより、関わった”当時の状態を知る各処”にご協力を求め、客観的資料を集め、細部まで読込み、受給に結びつけた。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害厚生年金2級 |
統合失調症(女性)
状況、課題、対応など | ご両親からのご相談。自室から出られない、家族が自室へ入ることを拒否する、幻覚、幻聴、妄想、奇行がある。食事、清潔保持、通院もままならないなどあり、家族としては、年金事務所へ相談に行きたいが、自宅に残して相談に行く事もできない状況であった。 ご家族のご依頼によりご自宅へ訪問し、ご様子を拝見し、ことば掛けから、お部屋へお招き頂けた。ご本人様とお二人で話し、ご了解ののち状況を整理。スムーズに受給となった。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
自閉症スペクトラム(引きこもり歴 約20年)
状況、課題、対応など | 大学を卒業後、アルバイトをするも、その後、自宅に引きこもること約20年。家族の強い勧めで受診し自閉症スペクトラムの診断を受け、医療機関より弊所を紹介された。 長期引きこもりの方は、通院も無かった場合、生活への支障の程度が客観的に分かりにくいと考えがちであるが、弊所が得意とする障害特性に応じた聞き取りにより、初回面談ではほぼ無言で他者に興味が無い様子だった依頼者自身が、自ら口を開いてくださるようになった。 経緯の整理と客観性を担保しうる書類を整え、請求しスムーズな決定に至った。以後、行政支援も受け、作業所就労にも少しずつ挑戦されるようになっている。 |
請求の種類 | 事後重傷 |
結果 | 障害基礎年金2級 |
網膜色素変性症
状況、課題、対応など | 視力が落ちてきたな、と感じていたが、緻密な作業を伴う業務に就いており、特に仕事に支障なく数年経過。25歳で初めて近視眼鏡を作った。45歳頃、会社の健康診断で「矯正視力が業務に関する基準値以下のため対応をして下さい。」と指摘されたが、仕事は継続的に行えており、必要性を感じなかった。 2年後、網膜色素変性症と診断され、5年後、パソコンのポインターを見失うようになった。仕事のミスや、様々な物に躓くようになり視野が急激に狭まっていることに気づいた。足元や手元も見えにくくなり、家族の全面的支援に頼らざるを得ない状態となった。 |
請求の種類 | 事後重症 |
結果 | 障害厚生年金2級 |
うつ病、乳がん
状況、課題、対応など | 流産をきっかけに気分の低下、強迫症状が出現。翌年、乳がんと診断された。以後、両方の治療を継続。双方因果関係なし。 乳がん、うつ病それぞれに診断書、病歴・就労状況等申立書を整備し、両方を認定日請求した。乳がんの遡及については程度が等級に該当せず不支給となったが、うつ病での認定日請求が認められ、障害基礎年金2級5年分の遡及が認められた。加えて事後については、乳がんも2級に認められたため等級改定が行われ、請求日以後については障害基礎年金1級の額改定となった。 |
請求の種類 | 障害認定日 5年遡及 |
結果 | 障害基礎年金2級、事後1級 |
など上記は一部ではございますが「○○病でも対象になることがあるんですね?」というお声が多かったのでご紹介させていただきました。