令和元年5月26日(日)午後、脊髄小脳変性症(SCD)、多系統萎縮症(MSA)の当事者、支援者、ご家族様向けの、障害年金勉強会にお招き頂きました。

 

障害年金の手続きというのは、診断書1枚で全てがスッと終わるものではなく、沢山の書類が必要です。

各書類の名称も馴染みが無く、書類そのものも、初めて見る方にとっては圧倒されることもあろうかと思います。

 

最近、時々思います。

例えば、カレーライスの作り方、初めて作る方や慣れない方は材料や手順も多く、大変~と思う事でしょう。

でも、材料、手順、何度も作っている人だと、スムーズに作ってしまいます。

同じように、

最初に、障害年金制度の大きな流れや、要件を知り、それから手続き準備を始めると、

手続が進んでいる実感にもなりますし、多少時間がかかってもストレス少なくできると思います。

ぜひ、未来に向けて、経済的環境を整えていかれると良いな、と思いました。

 

少しでも多くの方が「義務として”お金を払う”」だけではない、「保険制度」における「給付」を知って、

年金制度のみならず、日本の社会保険制度の素晴らしさを感じて欲しいなぁ、と思います。

 

 

 

 

 

ちなみに、

私の憧れの祖母は強くて美しい人で、泣いている姿を一度も見た事がありません。

ある日突然、右半身マヒ、言語障害になり、片足ひざ下切断した時も。

常時車いす、入浴排泄全介助、言語疎通不能(私は分かりましたが・・)でした。

それでも片手で食事をし、洗濯物をたたみ、ベッドメイクし、家族を気遣い。。。

ある事で座り込んで泣き出した私を、

車いすに乗ったまま動く左手で抱きしめてくれたのも、祖母でした。

障害年金があったらなぁ。。

介護保険制度がもっと早くできていたらなぁ。。

祖父も両親も、経済的苦労は少なかったんじゃないかなと思います。

私がもっとしっかりしていたら、もっと早く勉強していたら。

何か家族の力になれたのではないかと、今でも感じます。

大好きだった祖母を思うと、亡くなった今でも、思いは尽きません。

きっとその根本が、今の私を動かしているのだと思います。

車椅子の方を見かけると、つい、強く思い出してしまいます。