今回は「ひと息ついてもいいかな、」と思えた事案がありましたので、ご紹介します。

 

成年後見人の方から、ご依頼を頂くこともあります。

今回は、成年被後見人の障害年金請求をお受けしました。

①くも膜下出血、高血圧症

②脳梗塞

③脳出血

を、1年置きに発症した方でした。

 

当時は、中国地方以外に「単身」でお住まいで

受任した際に、状況を細部まで把握しておられる方はいない状況でした。

 

脳のご病気が重なった場合、原則としては別傷病と見ていくこととなります。

日本年金機構HP 国民年金・厚生年金保険 障害認定基準

「現在の状態」に繋がる初診日はいつなのか。

状態が重なった事で現在に至る場合、差し引き認定の可能性もあるため

慎重な確認が求められました。

成年後見人さんから頂いた経過の概要書類をベースに、

諸々必要書類の探し出し、取寄せ等に加え、医療機関様にある書類をご依頼し、

頂いた段ボールひと箱分の書類(数千枚)に繰り返し目を通し、

因果関係や細部の状態把握、事実確認に努めることから始まりました。

成年後見人の方にもたいへんお世話になりました。

 

お電話を下さった医師の先生はじめ皆様、大変ご理解を頂き、快くご対応を頂きました。

何年も真面目に働いてきて、通院も真面目にされていた、

この方のお人柄だろうなぁ、、、と感じました。

 

平成29年10月に初回のご相談とご依頼を受け、

年金請求できたのが、平成30年7月。

年金決定通知が、平成31年3月に届きました。

準備に9カ月、初回決定までに1年半!!イヤイヤ長すぎる・・・・(・_・;)

 

事後重症請求にて、障害厚生年金2級は決定しましたが、

障害認定日は認められず、残念ながら、審査請求予定となり、

まだまだ長いお付き合いとなりそうです。